1991年、トラックドライバーから独立して、運送会社を興したのは25歳の時。当時は、バブル崩壊直後というシビアな状況。リスクの大きい挑戦でした。しかし、「自分が何者になるかを25歳までに決めて行動したい」と強く思っていたので、周囲の反対や心配の声には耳を貸さず、踏み出しました。
泥だらけ汗まみれになりながら、休まず走り続けてきました。きつい仕事も断らず、とにかく何でも運びました。「港から出た船は、簡単には引き返せない」その覚悟と意地で、がむしゃらにやっていくうちに、少しずつ信頼が集まり、実績が積み重なり、気がつけばグループ5社を経営するまでになりました。
ここまで来れたのは、私一人の力ではありません。まず、最初の段階で、周囲の反対の中、私を信じて、数千万円もの資金援助をしてくれた親族がいました。それがなかったら、きっと独立すらできていなかったでしょう。その後も、今日まで数えきれないほどたくさんの人に支えられ、助けられました。どれほど感謝しても、しきれません。
今になって思えば、シビアな状況の中で起業したことは、幸いでした。人のご縁のありがたさ、仕事をいただけることへの感謝、支えてくれる人たちの存在の温かさを、身にしみて実感できましたから。
私がしてもらったように、いえ、してもらった以上に、誰かのために何かをしたい。お客様のため、共に働く仲間のため、そして私たちを受け入れてくれている地域のために、価値を生み出したい。生み出し続けたい。
それが私の行動の原点であり、若楠グループが仕事に臨む基本姿勢です。儲けたいとか、得をしたいとかじゃない。先にあるのは「誰かのために」です。
これからも、若楠グループは、価値を生み出し続ける挑戦をやめません。そのための努力をする時間も余力も、まだまだありますから。いえ、時間と余力を自分たちでつくります。
いずれ私が退いたとしても、次の世代、その次の世代も、感謝を忘れず、恩を返し、価値を生み出す会社であり続けます。